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時計用語辞典あ行

アガキ 
歯車と歯車の間や香箱と香箱真、受け石と歯車の軸などの接点に設けられた隙間のことを言う。アガキがないとスムーズに動かすことができない

アジャストスクリューネジ 
ムープンントを構成する極小ネジのひとつで、天輪に装着されている。精度を微調整する働きがある。同じ天輪に装着されているチラネジは、テンプ自体のバランスをとるものなので働きが異なる

アシンメトリー 
左右非対称のデザインのこと。または、上下で傾斜のある風防のこと

アニュアルカレンダー 
月末が30日か31日かを自動的に判断し、次の月が1日から始まるデイト機構。高級時計に多く搭載されている

アップライトインデックス 
ダイヤル(文字盤)から立体的に浮き出ているインデックス(時刻を表すマーク)のことを言う。文字盤の裏からプレスして凸面が作られたプレス型と文字盤に穴を開け、差し込んで固定する植字型とがある。最近は安価な接着式が多くなっている

アプライドインデックス 
文字盤に配置される、立体的なインデックスのこと。安価な時計では印刷が多いが、高級時計にはこの方法が用いられる。別名、植字

油 
全属パーツをいためないようにし、パ」ン同士を滑らかに動かすための潤滑剤のこと。細かな部品が働き合っているムープンントには、薄くて強力な油膜を張ることができる油が必要とされる。油がきれると鉄粉などが溜ま`人動きに支障をきたしてしまう

アミダ 
歯車の横の棒のことで、車輪でいうスポークの役割をする部分。アミダが曲がってしまうと姿勢が変わってしまい、誤差が発生してしまいう。初期は2本のものが多く、後に3本や4本のタイプが出てきた

アラーム 
設定した時刻に音を鳴らして知らせる機能。設定時刻を解除しない限り1日1回鳴るデイリーアラーム、設定した時間にアラームが一度鳴ると自動的に設定が解除されるワンショットアラーム、複数の時刻が設定できるマルチアラームなどがある。史上初のアラーム付ウォッチは1947年に発売されたバルカンのクリケットである

アラビック 
アラビア数字のこと。1.2.3…で表す算用数字で、アラビックインデックスとはアラビア数字を数字体としたインデックスのことを言う。アラビックインデックスは、スポーツ時計やカジュアル時言十に用いられることが多い。メーカーによっては書体を変えて使っているところも多い

アワーアングルウォッチ 
チャールズ・A・リンドバーグがr932年にロンジンと開発した航空用の時計。世界で初めて大西洋単独横断無着陸飛行に成功したリンドバーグは、経度が計算できる航空用の計器を考案し、それを元に作られた

アワーマーカー 
時を示すための文字盤上の目盛のこと。インデックスとも言う。文字盤から浮き出したアップライト式と文字盤に直接プリントされたプリント式とがある

アンクル 
テンプとカンギ車との間にある脱進機を構成する部品のひとつで、2つのツメ石を持ち、錨型をしていることからこう呼ばれる。入りヅメ、出ヅメの2つのツメ万がカンギ車を交互に進め、テンプの振動を調整する。このアンクルを持つ脱新機構をアンクル脱進機と言い、アンクルの軸を支えておく受け板のことをアンクル受けと言う。規則正しい輪列運動をするためには欠かせないパーツのひとつである

石 
歯車やテンプの軸受けなど、稼動する部分の摩擦を防止するために使われる受け石や穴石のことを言う。現在では主に人造ルビーが使われているカミ人造サファイアなどもある。その使用数によって17石や21石などと表記される。最低15石あれば単純な2針時計を組むことができる。歯車の多い複雑時計や耐久性の高い時計ほどその数は多いか二かつては天然のルビーを使用していたため、装飾目的として多用されたこともあった

インカブロック 
1939年にスイスで発明されたアンチショック(耐震機構)のこと。ショックを与えたときにテンプの天真が折れないようにするため、バネが付いた穴石を使って支えている。呼び名が違うが同じ機能を持つタイヤショックやパラショックなどもある

インダイヤル 
クロノグラフなどに付いているタイヤル(文字盤)の中にある小さなタイヤルのこと。30分または12時間の積算言十や秒針などが主である。クロノグラフでは秒針がインダイヤルのものもある

インデックス 
文字盤上にある時を表すマークのこと。丸や棒のシンフつレなタイプやアラビア数字を使ったアラビックインデックスなど、時計に個性を出すための大切なパーツ

インナーベゼル 
ケースの内部に取り付けられたベゼルのこと。ベゼルの耐久性を高めると共に、ベゼルの誤作動を防ぐ効果がある

ウォータープルーフ 
ケース内への水分や湿気の侵入を防ぐための機能。Oリングやスクリューバック、ねじ込み式リュウズを使い気密性を高めている。ケースとリュウズにねじ込み式防水機能を搭載した史上初の防水腕時言十はイギリスのオイスター社が開発した。ロレックスは1926年からオイスター社のケースを採用したのである。現在では日常生活での汗や雨などに濡れても平気な30m防水からマリンスポーツやタイビングで使用可能な200m防水、ヘリウムガス排出バルブ付きで大深度の潜水にも耐えられる300m防水など、細かく分かれている

受け石 
歯車やテンプの真軸の軸先に取り付けられた石のこと。穴石とセットで使われて、摩擦を減らし、油を保持する目的に使われる。現在では主に人エルビーが使われている

受け 
歯車やテンプの真軸を支え、部品を保持するためのプレート。ブリッヂとも呼ばれる

腕時計 
手首に装着できる腕時言十は19世紀頃に貴族女性の装飾具として作られた。1899年に起きたボーア戦争時に、イギリス兵が懐中時言十を革ひもで腕に付けたことで戦後商品化されるようになった。リストウォッチとも言う

裏蓋 
ホコリや水分などからムープンントを守るために、ケースの裏側に取り付けられる蓋のこと。通常はケースと同じ素材が使用され、ねじ込み式やスナップ式で取り付けられる。防水時計にはテフロンやゴム製のパッキンが挟まれている

裏輪列 
機械式ムープンントにおいて、地板を挟んで文字盤側に設けられた輪列のこと。分車と時針を繋げる減速輪列やカレンダー輪列などがある。対して裏蓋側に設けられた輪列のことを表輪列と言う

うるう年 
1582年にローマ教皇グレゴリウス13世によって定められた、グレゴリウス暦の誤差を言周整するための年。グレゴリウス暦では1年が365日とO.2425日となる。O.2425は400分の97なので400年間に97日の閏年を設けれぱ、調整ができるということにな1人4で割り切れる西暦年を閏年としている。また、4で割り切れ、100でも割り切れる年は閏年としないが、4と100で割り切れる年が400でも割り切れる場合は閏年となる

閏秒 
協定世界時(標準時)と地球の自転によって生じる時間の誤差を±0.9秒以内に保つための調整時のこと

ウルトラスリム 
極めて薄いムープメントと、そのムープメントが搭載されたモデルの俗称。多くの部品で構成される機械式時計においては、極めて高い技術が要求される

永久カレンダー 
西暦2100年まで無調整で閏年も自動的に表示するカレンダー機構。普通のデイト表示などは2月28日や4月、6月、9月、11月など30日までの月の場合、表示を修正しなければならない。しかし、パーペチュアルカレンダーは4年に一度の閏年もプログラムされた歯車を持つので修正不要である。

エクステンションベルト 
広げることができる金属製ブレスレットのこと。繋ぎ目に板バネを入れることによって伸縮し、腕にフィットするようになっている。本来はダイビングスーツの上からでも着用できるように考案された。

SS 
ステンレススチールの略

SMH 
スイス最大の時計共同会社で日本のクオーツに対抗するため作られた巨大企業。母体となったのはETA社が中心となり、組織化されたエボーシュ連合でオメガ、ロンジン、ラドー、ブランパン、スウォッチ、ブレゲジャケ・ドローなどがグループの傘下に収められている。1998年にスウォッチグループと改称された

エボーシュ 
ムープメントメーカーが製造した未完成のムープメントのこと。多くの時計メーカーはこのエボーシュを仕入れて時計を組み立てている。スイスではETA社が約8割のシェアを誇っている。その他はフレデリックピゲレマニア、デプラ・デパズなどがある

エリンバー 
ヒゲゼンマイの素材に使用される特殊合金のこと。ニッケルが38%、クロムが12%、そして少量の鉄、マンガン、炭素、タングステンから構成されている

エングレーブ 
裏蓋やムーブメントに彫金で模様を描くなどして装飾を施す伝統的な技法のこと。エングレーブができる職人をエングレーバーと呼ぶ。別名、エングレービング

エンドピース穴 
ケースとベルトを繋げるために、バネ棒を固定しておくための小穴のこと。ラグ部分に開けられて制人ラグを貫通しているものと内側に溝が彫ってあるタイプがある

エンボス文字盤 
盤をプレス加工して凹凸を付けた文字盤のこと。大量生産に向いている

オイスターケース 
イギリスのオイスター社が開発した世界初の完全防水ケース。1926年にロレックスが採用し話題となった。金属の塊をくり貫いて作られたケースに、リュウズと裏蓋をねじ込み式にすることによってケース内への水分や竣の侵入を防ぐことに成功した。基本構造は当時のものと未だに変わっていない

オイル 
機械構造を持つものなら、摩擦や摩耗を低滅するために必ず必要なのがオイルである。巻き上げ機構部分にはグリス系、金属部分にはモリブリデン系、穴石や脱進機などには低粘度のオイルというように、使用する部分によって異なった成分のオイルが使い分けられているカ、最近ではどのパーツにも共通して使うことができる万能オイルも使われている。油とも言う

オシドリ 
時刻合わせに必要なパーツのひとつで、巻真と噛み合っており、リュウズが引かれるとオシドリも引っぱられ、同時にカンヌキを押す仕組みになっている。それによってツヅミ車はキチ車から離れ、小鉄車に連動し時刻を合わせることができる

オートクロノグラフ 
タイマーとストップウォッチの2つの機能を持ち、タイマーが終了すると同時に、時間経過の測定を自動的に行なってくれる機能のことを言う

オートマタ 
自動からくり人形という意味で、18cのジャッケ・ドローがツンギンプバードの製作者として有名。文字盤などにからくりや仕掛けの機構をもった時計のこともこう呼ぶ

オートマチック 
腕を動かすことによって重力で回転するローターが自動的にゼンマイを巻き上げるシステム。すなわち自動巻のこと。毎日使用していればゼンマイを巻かなくても動き続ける

オーバーホール 
時計の中身を分解し、修理や洗浄、注油などをすること。機械式時計の場合、油が切れることによりパーツが摩耗したり、カスなどが溜まって動きに支障をきたし時間がくるってきてしまう。時計を長持ちさせるためには、2年から5年に1回のサイクルでオーバーホールをすることが望ましい

オープナー 
ケースの裏蓋を開けるための道具。時計によって防水機能に優れたねじ込み式蓋用のものや、はめ込み式のもの、ロレックス専用に作られたものなど様々な種類のオープナーがある

Oリング 
車やバイクなどのパーツにも使われる円形のゴムパッキン。時計ではタイバーズウォッチなど、完全防水を求められる時計に使われることが多い。特殊な合成ゴムを使うことによって弾力性に優れ、パーツ間の隙間を塞ぎ優れた気密性をもたらす

温度差時計 
気温が変化することによってドラム内のガスが膨張、収縮を繰り返し、ゼンマイが巻かれるという仕組みを持った時計。現在ではジャガー・ルクルトが商晶化しているか二考案されたのは約70年前のこと

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